区の「緊急対応計画」は東京都の計画に準じたもので、「不正行為及び脅威度」を3段階に分類し、レベル3段階では「住基全国センター、関係する都道府県及び市区町村の住基ネットの担当者、委託業者等と連携し」「必要に応じて、住基ネットのシステムの停止等の緊急措置を住基ネットシステム総括責任者に具申する」「システム総括責任者はただちに対応策をとる」となっています。



「侵害の恐れが重大で切迫している」ときの対応策はあっても、それでは後のまつりということになりかねません。ウィルス対策は「閉じたネットワークで毎日の更新は必要ない」といいますが、ウィルス対策大手ソフトメーカーは「閉じたネットでも感染の危険は十分にある。二週間に一回の更新では話にならない」と言っています。

「住民票」が全国どこからでも取ることができるということは、アクセスできる権限をもつ自治体・国の職員は、自由に区民情報にアクセスできるということです。全国でつながる設備、意識が同じ水準とは限らず、住基ネットの穴がどこかで空く可能性を否定できません。住民票事務は自治事務でありながら、その個人情報について区は責任をもてません。

区の個人情報保護条例は住基ネットを想定していません。政府は、情報漏洩については、国、都、区、住基センターがそれぞれ管理と責任をもつとの見解ですが、あいまいです。情報漏洩の加害者となれば一人当たり1万5000円の賠償金との判決があり、板橋区民全体の情報漏洩の場合、78億円になります。区長は、住基ネットに関する個人情報保護条例を制定して「区長の責任」を明確にすべきです。

区は8時半から22時まで常時接続していますが、接続時間の長さには規定がありません。更新時の30分間だけ接続する自治体も多く、不正アクセスとウィルス対策の不安がある以上、切断すべきです。


日本共産党板橋区議団

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