公取委のアンケート調査(02年十一月〜03年九月実施)には、NPO日住協も参加する全国マンション管理組合連合会加盟の約七百四十の管理組合が回答。うち管理会社を利用しない自主管理している管理組合が30%。委託内容の変更などで管理費縮減の取り組みをしているのが四割を超えています。管理・保守会社を変更したり、変更を検討した管理組合は49%でした。
管理会社を変更しようとしても、容易でない場合があります。その理由に「マンション居住者の無関心さ」をあげる管理組合が多く、「委託契約書に解約の規定がない」「双方の合意がないと解除できない定めがある」なども障害になっています。「契約解除に応じない」「組合理事の抱きこみ工作を行なう」など、管理会社が妨害しているケースもありました。
保守設備(調査設備はエレベーター、自動ドア、機械式駐車場、宅配ボックス、給水ポンプ)の委託状況は、管理組合が直接委託しているのが38%。全部または一部を管理会社に委託している場合が多数でした。その場合、設備保守会社に再委託。多くはメーカー系保守会社です。
調査結果をもとに公取委は、「マンションの管理・保守について取引内容や取引先を見直すことによって、より良質で安価な条件を獲得できる可能性が高まる」と、管理組合にたいして見直しを奨励しています。また「公正な競争を阻害するおそれのある行為」にたいしては、独占禁止法にもとづいて厳しく対処するとしています。 |