増圧直結給水方式に切り替えたい!

■2005年3月3日

給水ポンプ(高置水槽方式)の調子が悪く交換が必要となってきました。住民の中から増圧直結給水方式に変えたらという意見が多くだされています。

 業者の話しによると、50戸以下でないと、東京都の要綱があって難しいのではないかと言われましたが、本当に増圧直結にすることができないのでしょうか?

 


 東京都の要綱では、増圧直結給水にする場合、「給水管の口径50mmまで」となっています。それを戸数にするとだいたい50戸程度になります。

 東京都は、1995年から増圧直結給水を推進してきましたが、2002年までの実績で1万件を超えていて好評です。いっそう普及しようという流れになっています。

 現在、50戸以上でも「増圧直結給水が導入できるようにして欲しい」という強い要望があり、東京都としても、推進する立場から「75mm管」での実験を始め、技術開発に着手しています。

 また、古いマンションでも対応できるように検討しており、利用量を見て柔軟に対応しようとしています。具体的には、店舗などが入っていて水道の利用量が多い場合はむずかしいが、住戸のみのケースでは水道の利用量が比較的少ないので、その場合は70戸ぐらいまでなら認めようという考えになってきているようです。

 相談者のマンションが、増圧直結給水に適応できるかどうかについては、東京都の水道局に問い合わせしてみてください。東京都の条例がありますので、その基準に適応するのか聞いてみてください。


増圧直結給水方式と高置水槽方式のメリット・デメリット

 高置水槽方式から増圧直結給水方式に切り替える場合は、メリット・デメリットを考慮することも必要です。

@ 停電の場合

高置水槽方式・・・・・・停電時でも、発電機を設置すれば可能。

増圧直結給水方式・・・・停電時、排水管の動水圧の利用できる低い階層は供給可能。発電機を設置すれば可能。

A 断水時の場合

高置水槽方式・・・・・・受水槽と高置水槽内に残っている水量が利用できる。

増圧直結給水方式・・・・利用できない。

B 給水圧の変動

高置水槽方式・・・・・・・ほとんど一定。

  増圧直結給水方式・・・・・ほとんど一定。

C 機械室スペース

高置水槽方式・・・・・・・受水槽及び揚水ポンプのスペースが必要。

  増圧直結給水方式・・・・・増圧ポンプユニットのスペースが必要。

D 維持管理

高置水槽方式・・・・・・・受水槽・高置水槽の清掃及び揚水ポンプの維持管理が必要。

 増圧直結給水方式・・・・・増圧ポンプの維持管理が必要。

 このような、メリット・デメリットからもよく検討して決めることが必要でしょう。

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