都立豊島病院の「区立化」問題

東京都と区の協議は“平行線”


「都立豊島病院の板橋区移管に関する東京都と板橋区との協議会」および「病院検討委員会」の検討状況について、8月26日の健康衛生委員会で報告がありました。

 協議会は当初、6月に中間のまとめ、9月に最終報告というスケジュールでしたが、大きくずれ込み、合意が確認された部分だけの「中間のまとめ」となりました。

 合意にいたっていない問題は「資産の取り扱い」と「今日まで豊島病院が担ってきた行政的医療をどうするのか」という問題。協議会では、年内を目途に結論を出すとしています。

●「無償貸与では話にならない」――東京都 

 資産については、区は「無償貸与」を都に求めていますが、都側は「無償では話にならない」と、話し合いは平行線のままです。

●「不採算医療は都の仕事」――板橋区

 また行政的医療といわれる「周産期母子医療」「精神科救急」「感染症」の継続を東京都は区に対し要望していますが、区は必要性は認めつつも、こうした不採算医療を継続するには、東京都からの委託でなければできないと、この問題も結論にいたらない状況です。

●「都立」としての役割は鮮明

 こうした検討がやられればやられるほど、都立病院としての重要な役割が鮮明になっています。 報告をうけて日本共産党のかなざき文子区議は、豊島病院が「都立」として存在する意義を指摘しつつ、患者、区民の意見、要望を聞くことを強く求め、同時に患者への影響をきたさない対応を強く求めました。

日本共産党板橋区議団