板橋区教育委員会は2005年度から若葉小学校、板橋第四中学校を閉校する計画を明らかにしました。両校の廃校は「板橋区経営刷新計画」の一環として打ち出されたもので、突然の説明に、父母、地域は疑問と怒りの声が広がっています。
若葉小学校(12月8日)
12月8日におこなわれた若葉小の廃校計画の説明会には168人(区教委調べ)の父母や住民が参加。区教委の担当課長は、若葉小がこの3年間に、6学年の児童数が150人をしたまわっていること、今後の児童数推計でも150人を超えないことなどを廃校の理由としてあげました。区教委は今後、各学年から2人程度のの代表や地域代表などとともに廃校に向けての「協議会」をつくり、1月中に第1回目を開催する意向です。
  • 区教委の説明に対して参加者から次々と質問が出されました。その一部は次のとおりです。
  • 児童が少なくなった原因は、区教委が指定校変更を安易に認めてきたことや、学校選択制にあるのではないか
  • 議会で審議せずに廃校をきめるのか? 議会軽視ではないか
  • 「少人数教育を進める」という区教委の方針を教育広報『いたばしの教育』で読んだが、児童数が少ないから廃校というのは矛盾ではないか
  • 若葉小がよいから、学校選択制でもこの学校を選んだ。そのことを区教委は理解してほしい。
  • 若葉小がなくなるというウワサのために、隣接の学校を選んだ人がいることを、どう考えているのか
  • 江東区では、廃校した翌年に学校不足になるということがあった。都の人口推計は信頼できるのか
  • 学校が一つなくなるということが、地域性の破壊をもたらすということを考えたのか

i板橋第四中学校(12月15日)
板橋第四中学校の廃校計画についても、父母、地域は疑問と怒りの声が広がっています。12月15日の説明会に参加した人や地域の声を聞いてみると…
  • 「本当なんですか?」「あの説明は説明になっていない」
  • 「だいたいお金がないから、学校をつぶすなんていったい何を考えているのか。私たちの税金をなんだと考えているのか。義務教育だということを忘れているわよ。」
  • 「板4中は、登校拒否をおこしている子どもが通学している学校としても、とても大事な教育を行っている。板3中で登校拒否を起こした子どもが通っている学校なのに」
  • なぜ少人数学校を敵視するのか。これだけ子どもを取り巻く環境が荒れているときに、逆に一人一人がおもいっきり存在感を出せる環境は大事ではないのか。」
  • 「そんなことするなら4中よりいい学校に通わせたい。そういう学校をおしえてください」

 先日、板3中の学区域に町会の回覧で、すでに4中関係者には説明会を実施したということも説明に書かれて、「板3中の父母と地域関係者への説明会の開催」についてのお知らせがまわってきました。しかし、4中の説明会は結局父母、地域は納得できず、引き続き区教委との話し合う場がもたれるという確認がされていたはずで、いまだにその日程については知らされていないとか・・・。なんだか証拠づくりで強行していく姿勢にみえて仕方がありません。父母と子どもたち、地域が合意、納得する民主的な姿勢こそ今の教育委員会と区には求められています。