70才以上の医療への、窓口負担増、
ホテルコスト・混合診療導入

国民健康保険条例改正のための本会議開かれる。

国会で6月14日、強行された医療制度改革関連法の成立を受けて、板橋区の国民健康保険条例を改正する条例案が、区議会に提出されました。

 改正内容は?平成18年10月から、70才以上の人で一定以上の所得者について、自己負担を2割から3割に引き上げ、高額療養費も引き上げる?療養病床に入院する70才以上の人に対する「入院時生活療養費」(食事、光熱水費等)の規定を、平成18年10月から設ける(ホテルコスト代の導入)?特定療養費を保険外併用療養費に変更する(混合診療の導入)などを主要な内容とするものです。

 6月23日(金)は、9時45分から議案説明会、10時から本会議で第二回定例会の追加議案として提案され、終了後、福祉厚生委員会が開会されました。

 これに先立って、22日(木)に開かれた国民健康保険運営協議会で、かなざき文子議員は、すでに診療報酬の改定によって、患者の病院からの追い出しが始まっていることや、税制改正による更なる負担の増大、お金のあるなしで医療に格差を生み出す混合診療などについて言及しながら、区として負担増への軽減策を打ち出すこと、お金の使い道をあらためるため、区として国や都に意見反映をすることなどを求めました。諮問内容は、多数決で了承されましたが、13名の出席委員中4名が反対するという異例の事態でした。

 23日(金)の福祉厚生委員会では、田中順一議員と小林おとみ議員が、現役世代との公平性などといって高齢者への窓口負担を増やすことは、かえって病気の早期発見・早期治療を妨げて重症化を招くこと、混合診療は保険制度を崩すものであること、ホテルコスト代が課税者で3万円もの負担増になること、OECDの国際比較でも、日本のGDPに占める医療費の割合は18番目と低く、国は医療にもっとお金を出すべきであることなどを述べて、条例案に反対しました。採決では、日本共産党と民主クが反対しましたが、自民、公明によって可決されました。


税制改正の影響(モデルケース)
<年齢65歳以上、年金収入200万円(単身)の場合>

国税
16年分
17年分
18年分
19年分
所得金額
600,000
800,000
800,000
800,000
国民健康保険料
30,200
32,100
47,132
76,070
介護保険料
27,800
27,800
64,400
64,400
老年者控除
配偶者控除
基礎控除
500,000

380,000


380,000


380,000


380,000
所得控除 計
課税所得
所得税額
定率減税
938,000



439,900
360,000
36,000
7,200
491,532
308,000
30,800
3,080
520,470
322,000
 16,100

納税額(イ)

28,800
28,900
16,100
地方税
17年度
18年度
19年度
20年度
社会保険料
老年者控除
配偶者控除
基礎控除
 58,000
480,000

330,000
 59,900


330,000
111,532


330,000
140,470


330,000
所得控除 計
課税所得
地方税額(所得割)
868,000


389,900
410,000
20,500
441,532
358,000
35,800
470,470
329,000
32,900
定率減税
65才以上の者に係る非課税措置廃止の経過措置
人的控除額の差に基づく負担増の減額措置
0

  1,600
 12,600


12,400

2,500



2,500

地方税額(均等割)
0
  1,300
2,600
4,000
地方税納税額(ロ)
0
  7,600
23,500
34,400
納税額 (イ)+(ロ)
0
36,400
52,400
50,500
単位:円




日本共産党板橋区議団