さまざまな社会情勢の中で、ますます子育ての困難さが増している。特に、子育てについて、経済的負担が重過ぎるということが、区のアンケートからも明らかであり、経済的負担の軽減が強く求められている。それは、乳幼児期に限られるものでなく、子どもの成長に合わせて、ますます求められることでもある。
また、子どもが病気になるということは、仕事や日常生活に多大な影響を及ぼし、その家族の精神的 ・経済的負担は計り知れない。こうした負担や不安を少しでも和らげることは、社会の宝である、子どもへの直接的な支援であり、さらには少子化傾向を乗り越える社会への支援とも言える。
北区では入院医療費について対象年齢を中学3年まで拡大。品川区は通院・入院ともに小学6年まで拡大。すでに入院医療費の助成対象を小学6年まで拡大している港区は、新年度4月から、通院・入院・食事代の助成を中学3年まで拡大する計画となっている。また、台東区でも、港区同様の拡大を行う計画である。
これらの区に共通するのは、所得制限を導入していないことである。
本区においても新年度10月から所得制限付きで入院費に限り、小学6年まで対象年齢を引き上げる計画だが、所得制限撤廃は約500万円、入院時の食事代を全年齢に助成したとしても、全額約1500万円の予算の上乗せで実現でき、財政的にも不可能な金額ではない。
すべての子どもたちの命と健康を守ることが区民の願いでもあり、自治体の役割である。
よって、本陳情は採択すべきと考える。
|