出張所は、地方自治法155条にいう事務所として設置されています。第4条では、変更するには、住民の利用にもっとも便利であるように考慮を払わなければならないとしています。
この間、私たち日本共産党区議団は、出張所を訪問、調査してまいりました。出張所の職員の方からも、地域の人からも話しを聞きました。
今回の、出張所の統廃合計画は、全区民的問題であるにもかかわらず、区民に知らされていないという大きな問題があります。出張所の対応も違います。問い合わせに対して、変わらないと言うことで説明しているところ、変わらないから説明しないところ。変わるから問題が大きいなど様々でした。町会長会議などで報告されたというものの、理解、納得されていないのです。その証拠に、町会の方、区民の方から、陳情が上げられてきたではありませんか。
これまでの委員会での議論を通じても、利便性の向上どころか逆に低下すること、区民にとって重要な問題であるのに、説明が一部に止まっている問題点が指摘されてもいます。
出張所は、行政の総合窓口、サービスの向上をはじめ、住民自治、地域コミニチィの振興・活性化に取り組んできました。18の出張所が、親切行政に率先して取り組んできたことは言うまでもありません。しかし統廃合によってこのような事業が、大きく後退することが指摘できるのです。
出張所の統廃合に合わせ、区民センターも廃止されます。現在区民センターでは、その運営について、区民センター運営委員会、利用者懇談会があり、センター祭りや自主活動をしていますが、廃止後どうなるのでしょうか。
防災問題ではどうでしょうか。出張所は、区の防災計画でも情報収集、伝達の拠点として整備されてきました。現在、防災携帯端末、デジタルカメラの配備、地域防災無線を利用しての被災地の画像転送システムが作られています。火事が起きたとき、出張所の端末で罹災者の住所などの確認を行ない対応されています。統廃合計画では、地域センターには、住民基本台帳の端末は置かないとのことですから、これまでのような確認作業はできません。 区民の安全、安心の行政サービスが、統廃合によって大きく後退するのではありませんか。
出張所単位で、環境行動委員会も結成され、青少年健全育成地区委員会もあります。どの事業も出張所の職員が大きな役割を担ってきたものです。この二つの委員会が中心となって行ってきた事業はどうなるのか、不安な声は広がるばかりです。
このように、地域コミニチィの発展方向が示されない、事業の対案が示されないまま計画ありきですすめられていることが、区民の戸惑いの原因にもなっています。
出張所の活動は、地域によっても違いがあります。かかわりの度合いも違います。今こそ出張所のあり方を含め、住民の合意形成が必要ではありませんか。統廃合ありきの現計画を中止し、白紙に戻すべきと考えますが、区長の見解を伺います。
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