【追跡】上板橋駅前南口再開発
要の旧公団の土地を買ったのは誰か?


区の「交渉相手?」はたった2名の会社
再開発のカギをにぎる旧公団の土地。所有者はいったい誰なのでしょうか。9月8日、旧公団の土地はたかだか資本金1000万円の名古屋の貸しビル業者鈴友が13億1千万円で落札しましたが、同じ日に大阪市内の資本金300万円の有限会社AMアセットマネイジメントに転売され、登記簿上はこのAM社が土地の所有者になっています。

 区は、「鈴友が第一の交渉相手である」といいますが、いくら交渉を重ねても、再開発のゆくえは、AM社の意向によって決定的に左右されます。にもかかわらず、区はAM社の意向を直接確認しようともしていません。AM社は土地購入日の直前である9月1日に会社が設立されたばかりの有限会社ですが、実態は不明です。日本共産党区議団が現地で調査した結果、会社があるとされていた住所には会社は存在せず、たままた出会った人の話を聞くと「AM社への郵便が最近あるようだが実態がないので持ち帰っているようだ」と語りました。AM社は何を目的に土地を購入したのでしょうか。区議団は、AM社の社長宅に連絡をしたところ、奥さんが電話にでて、この土地のことを聞くならと会社名をおしえてくれました。その会社は鈴友ではありませんでした。

区議団は名古屋の鈴友にも訪問しましたが、社長と前社長と名乗るたった2名の会社でした。そんな会社が区のいう交渉相手なのか?「土地ころがしではないのか?」

 なぜ、AM社が直接入札に参加するのではなく、鈴友が落札し、すぐさま転売という複雑な手順をふんだのか。また、なぜ、再開発事業に参入する資金も能力もあるとも思えない鈴友が落札できたのか?即日転売を受けたAM社とはいったい何者なのか。

 こうした当然の疑問を解明することなしに再開発事業に踏み出すならば、取り返しのつかない失敗を犯すことになります。浮間舟渡駅前再開発は、見通しの甘さが区税投入による尻拭いに帰結した失敗でした。その教訓に学ぶことなく、同意確認という最低限の条件すら無視して、再開発に突き進もうとしています。なぜなのか?再開発のカギをにぎる実体が不明の会社を相手に、多額の区民の税金をつぎこむ計画をすすめられるのでしょうか。9月21日、板橋区都市計画審議会では、2名が退席、2名が反対(一人は共産党区議委員)するという異様な光景となりました。

 


日本共産党板橋区議団